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■ ジャズチャンツってどんなもの?  ■ 正しく認識するために  ■ ジャズチャンツ  = 「音楽ができなければダメ」という誤解 
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● ジャズチャンツ( Jazz Chants )ってどんなもの? ●
 
ジャズチャンツを一言で表すなら、英語の話し言葉を学ぶための指導法と言ってよいでしょう。まずは、創始者である
キャロリン・グレアム先生のこの画期的な指導方法を思いつかれたきっかけをお話しましょう。 

  1969年のある日のことです。先生の耳にふと聞こえてきた人々の何気ない会話 
"Gee it's good to see you.  You look wonderful"  "So do you." と言う言葉が、先生の中で
ジャズ(*?ラグタイム)のリズムとピタッと合ったのです。これが、ジャズチャンツが産声を上げた瞬間です。
英語の持つリズムが、ラグタイムの底に常に流れる4ビート、それに前後して追いかけるように
重なっていくシンコペーション(*?)が、話し言葉のリズムそのものだという発見でした。
この指導法を思いつかれたということは、昼間はニューヨーク大学のESL教諭として、
また夜はpiano player singerとして活躍しておられた先生だからこそのものだったといえると思います。

  やがて、1978年にOxford University Press から発表された"Jazz Chants" を皮切りに、
続々とジャズチャンツシリーズを、それから30年近く経った現在まで、実に幅広く他の出版社の
教材にもチャンツの執筆活動をされています。また、後のハーバード大学での授業はもちろん、
ワークショップは日本だけでなくヨーロッパ、アジアの国々をとびまわって驚異的ともいえる指導を続けておられます。

  先生はこの指導法を、話し言葉の学習法であり、その話し手の意志や感情は、リズム(律動→
ビート、テンポ)、ストレス(強勢→伝えたい単語を際立たせる強い力)、イントネーション(調子→
声の高低、遅速、)が一体となり機能した時、英語は伝わり、使えるものになると考えておられます。
さらにそれはジャズのあり様そのものが生み出すリズムを通してのメッセージ性、感情表現でもあるわけです。

  私は、コミュニケーション、中でも言葉を通してのそれが言葉の存在理由なのですから、それを学ぶに際しての
ジャズチャンツというアプローチは、人間の営みそのものに寄り添った、素晴らしい指導法だと思っています。
英語の持つリズムの獲得は、すべての英語学習の基礎となります!

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※ ラグタイム
  20年代にピークを迎えたジャズで、ニューオリンズジャズといわれるもの。後の種々のアメリカ音楽のベースとなり
    多大な影響を与えたジャズ。

※ シンコペーション 
  音楽用語では切分音と呼ばれるもの。
    規則的なリズムの流れの中で、通常の強弱の位置が入れ替わり、弱音が強調されるものをいう。 

生駒香寿子


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● 正しく認識するために ●
 

好き嫌いはあると思います。残念なことに、人によっては、表面だけを、または断片的に
見聞きして、わかったつもりになったり、誤解したり、逆に良いのはわかっているけど、簡単に
あきらめたりしている方もおられるようです。

* ジャズチャンツで教える人が、正しく認識するのに、次のプロセスが必須です。


  ? グレアム先生のセミナーで本物を体験する 

  ? 数々のテキストの言葉をじっくり読んでみる  

  ? CDを聴いて自分で練習してみる 

できれば、
  ? とことんセミナー・Cコースに参加してさらに深く研究・実践する 

ここで初めて、
  ? 生徒に教える

最初は拒否反応を示していたのに、後でよくわかって、好きになった人も多いようです。
物事の本質を見極めるためには、時に、時間と努力を要するものですね。そうして、確かな目と耳を養うことが必要です。

[ 一般的な疑問・ご質問 ]

     リズムに乗って、楽しいけど、英語のお遊びのようなもの?
        ― いいえ、ひとつひとつに意義があります。

     早口言葉みたいだけど、自然な英語なの?
        ― 自然に話す時のストレス・イントネーション、そのままです。

     教えてみたが、生徒が乗らなかった
        ― 十分な練習や準備をされましたか?どんなアプローチをされましたか。


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できないからといって、"ジャズチャンツを勝手に日本語(日本人)に合わせようとする" のではなく、
日本人の英語のリズムを、ジャズチャンツで、ネイティヴ・スピーカーのものに 近づけましょう。
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大江美和子

 
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● 「ジャズチャンツ=音楽ができなければダメ」 という誤解 ●

前述にもありますように、グレアム先生は、ジャズピアニストであり、シンガーです。そして、今から約30年前、
ニューヨーク大学のESL(English as a second language)で教えておられ、このジャズチャンツという
'スタンダード・アメリカン・イングリッシュのための リズムによる表現方法'を発案されました。

確かに、誕生は、リズム(音楽)の力を駆使したミュージシャンならではの発想に違いありません。
しかし、ジャズチャンツで英語を習得したい英語学習者や指導者が、音楽に精通していなければ
ならないということでは、ありませんね。当時のニューヨーク大学の学生さんや、グレアム先生が
世界各国でトレーニングされている先生方の大半は、音楽家ではないでしょう。 そう考えると、
ちょっと安心しませんか。

個人的な考えで大胆に言ってしまいます。楽器演奏や音楽の知識は魅力的なエレメントでは
ありますが、ジャズチャンツの目的ではないので、 この2点だけがあれば大丈夫です!

―― ジャズに限らず、音楽CDを聴くことが好きだ

―― 1,2,3,4 と、普通に歩くリズムがカウントできる (できれば、同じテンポがキープできる)

音楽ができない、負け惜しみではありませんよ。できる方への憧憬の念は隠せないです。 
あとは、やはり英語のスピーキング力の問題なのです。 最初に気持ちを込めた英語ありき・・・。

[ リズム・ストレス・イントネーションのパワー ]

 言葉にリズムがないと感情は生まれない。 

 文章の中の強勢、上がり下がりがあってこそ、相手に伝えたいインフォメーションを際立たせる。

一番大事なことは、音楽ではなく、英語そのものの リズム。
だから、ジャズチャンツは、覚えられる。
  

 

                                          

 


リズム・ストレス・イントネーション



話し手の感情・意思を表せる⇒記憶になる


   音楽  
 
大江美和子
 
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英語講師のためのトレーニング   ジャズチャンツを「知っている人」から「できる人」になるために!
 
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